内容証明郵便の利用方法

内容証明郵便にした方が良いとき

内容証明郵便は、一般に、権利義務の得喪変更などに関する取引上重要な内容の意思表示をする場合、後の紛争を防ぐため通知をなしたことの証拠として利用する場合、相手の出方をうかがう必要がある場合などに利用されています。

確定日付ある証書による通知が必要な場合

通知の内容が重要な場合

通知の日付が重要な場合

通知の内容と日付が重要な場合

心理的圧力などの効果を利用する場合

相手の認識や出方をうかがいたいときに利用する場合

内容証明郵便にしない方が良いとき

何らかの意思表示をするたびに、いつも内容証明郵便を利用した方が良いというわけではありません。下記のようなときは行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。

内容証明郵便を受け取ったら・・・

内容証明郵便は手紙なので、返事を出すか出さないかは、受け取った者の自由です。例えば、「本書面到達後7日以内に回答のないときは、本件内容をご承認したものとみなしますので、この点ご了知おきください」と記載された内容証明郵便に対し、返事を出さなかったからといって、差出人のいうような効果が生じるわけではありません。しかし、一定期間に返事を出さないと、そのことによって法律上の効果が生じる場合もありますので注意してください。

内容証明郵便を受け取ったときに、腹を立てて反論文を長々と書くことは、相手に付け入る余地を与えることになりますので、行政書士などの専門家とよく相談をした上で返事を出すことをおすすめします。

次のような通知があったときは、内容証明郵便をもって返事をするのが通例です。